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すでに証拠あり? 台湾対中対策幹部がスパイ行為

2014年08月25日

【新唐人2014年8月25日】対中政策を主管する台湾行政院大陸委員会の元ナンバー2、張顕耀(ちょう けんよう)氏が機密情報を中国側に渡したと疑われる事件で、調査局はすでに証拠を入手したそうです。これに対して大陸委員会は、法律が中共スパイを定義するまで、調査局はこの件を発表するべきではないと考えています。

 

李登輝元総統

「ただの人事問題ならそれほど騒ぐことはありません。台湾には制度があるので、制度に沿って処理すればいいのです。スパイだの情報漏えいだの、まるで国に制度がないかのようです」

 

李登輝元総統は、今回の件に対する馬英九総統の処理の仕方に納得できません。張氏は機密情報を中共の台湾政策担当者に渡したと報道されましたが、大陸委員会は、法律が中共スパイの定義をするまで、この件を発表するべきではないと考えています。

 

民進党 蔡英文主席

「本当に情報が漏えいされ、不正行為があったなら、中国との交渉内容や署名した協議など調べ直すべきです」

 

それでは、もし本当に機密情報が中共側に渡されていたとしたら、相手は一体誰だったのでしょう。国務院台湾事務弁公室の張志軍主任や4人の副主任、2人の報道官など、台湾政策を担う中共の高官はすべて疑惑の対象になります。そうなれば、張氏は両岸関係を侵した罪にも問われます。

 

民進党 蔡英文主席

「真相を究明していただきたい、皆 多くの疑問を持っています。同時に国家安全部門を総点検すべきです。誰かがこの事に責任を持たねばなりません」

 

関連の調査と取り調べは、25日に始まりました。疑惑の渦中にある張氏は自ら、検察機関を訪れ、事情を説明しに行きます。検察側は個別の取調べのあと、さらに複数の手続きを経てから、関連の証拠に照らして、強制処分をするかどうかを決めます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/25/a1132744.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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